2017年7月アーカイブ

足入れ婚は結婚の形態が、招婿婚から嫁入り式に移ったころの現象ですが、かつては全国的に行なわれていました。

女が男の家に足だけ入れるという意味で、招婿婚での婚姻成立の儀礼は嫁方でなされるものを主とし、その中心の行事は、嫁の親と婿との正式の対面でしたが、足入れ婚の場合も、嫁が男の家に移ったり、その結婚の披露などは、後の機会になされるのがふつうで、もっぱら婿方の母との対面に重きをおきます。

方法としては、水をみたした手桶を婿方に、その生母に伴われて、はこんでいったりするのが一般で、両家の井戸水を合わせるというところに、儀式のポイントがおかれたものです。

したがって、昼は実家で働き、夜は婚家にいって泊まるものさえあったくらいで、多くは衣類もふだん着しか持っていかず、晴着が必要なときは帰って着がえるようにし、披露宴は幾年かたって主婦となるさいです。

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