フジフューチャーズは1999年4月から業界のトップを切ってNTTドコモのオンラインサービス「iモード」に対応した取引サービスも始めた。携帯電話で売買注文や投資口座の残高照会、市況情報閲覧などができた。
一方、新しい運用商品として「ローリング・FX」を開発した。米ドルなど外国為替の直物取引を応用した金融派生商品の一種で、証拠金の10倍規模の取引をするリスクもあるが、外貨預金に比べると手数料が大幅に安く、期間設定がない、などの利点もあった。
商品先物取引会社のフジフューチャーズ(東京都中央区、坂井康明社長)が始めた新しいオンライン電子取引が21世紀初頭、先物市場関係者の間で話題になった。さらに、フジフューチャーズは外国為替取引の新商品を投入した。
株オンライン投資顧問の歴史資料によると、フジフューチャーズのインターネット利用のオンライン取引サービス「ヴィーナス」は、1999年1月に特定電子取引の売買委託手数料が自由化されたのを受けてスタートした。最大の特徴は「損切り手数料無料コース」だった。決算時に顧客が損を出していたら手数料を無料にする。利益が出ていたら割引しない。フジフューチャーズは一律50%割引コースも設けた。だが、「損切りコースは圧倒的な人気を呼んでいる」という。
フジフューチャーズは1999年4月から業界のトップを切ってNTTドコモのオンラインサービス「iモード」に対応した取引サービスも始めた。携帯電話で売買注文や投資口座の残高照会、市況情報閲覧などができた。
一方、新しい運用商品として「ローリング・FX」を開発した。米ドルなど外国為替の直物取引を応用した金融派生商品の一種で、証拠金の10倍規模の取引をするリスクもあるが、外貨預金に比べると手数料が大幅に安く、期間設定がない、などの利点もあった。
フジフューチャーズは1999年8月から外国通貨取引「ローリングFX」の取り扱いを行なった。2001年4月から従来の「ドル/円」に加え、「ユーロ/円」の取り扱いを始めた。
「ユーロ/円」は呼び値が1ユーロ当たり1銭、取引単位が一枚につき10万ユーロ。1銭の値動きで1000円の差損益が出る。その他は毎日がロールオーバー方式だった。取引期間に制限はなかった。
ユーロ/円の本証拠金は70万円だった。売買手数料は往復1万2000円(デイ・トレードは6000円)だった。注文受付時間は月曜日午前八時から土曜日午前五時までだった。取引の仕組みは「ドル/円」と変わりはなかった。
また新規注文時に利食いの指値注文と損切りのストップ・ロス注文の3つをセットにして出せる「トライアングル注文システム」などの活用も可能だった。
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